花の飾り方には、ルールもレシピもありません。自由に、心のままに、花を選んで活けてみましょう。 少ない花を、ちょっと素敵に飾るためのヒントです。
ガーベラやバラのように、パッチリとした大きさを持つものは、1輪で飾ることができます。3本なら長短をはっきりつけて、ずらして活けると立体感が出ます。 アメリカンブルーやレースフラワーなど、一枝にたくさんの小花が集まったものは、1種類だけで飾るか(グリーンを組み合わせても)、大きな花と組み合わせるとおしゃれな仕上がりになります。
色合わせに悩む必要はありません。自然の花の色はどんなものを組み合わせても、よく合うものです。 ピンクや赤といっても、その色と表情は微妙に違い、二つと同じものはありません。その時の気分で選びましょう。ピンクや赤、オレンジのほか、白+白、白+ブルー、緑だけの取り合わせもスタイリッシュで、思いのほか室内空間に馴染みます。
組み合わせる葉もの、グリーンをかえると、花の表情が大きく変わります。モンステラやクッカバラの大きな葉を使うと、あっという間にトロピカルな雰囲気に。ここではニュアンスのあるベージュ色のバラに、アスパラガスの葉を合わせて、やわらかい感じにしました。 グリーンが長持ちしたら、グリーンだけでも、違う花を組み合わせても楽しめます。