竹炭とは読んで字のごとく、竹の炭です。竹を蒸し焼きにした黒い塊で、竹本来の除湿脱臭作用があります。昔の人々は、暮らしの知恵として床下に敷いたり、さまざまな用途で利用してきました。
原材料の竹の組織をそのままそっくり受け継いでいるので、竹炭は内部に無数の気孔を持っています。この気孔の内部表面積を測定してみると……なんと、1グラムあたり約300平方メートルもあるというのです。この測定結果から換算すると、リンゴ1個分(約35グラム)の竹炭だと、内部表面積は13000平方メートル、東京ドームがすっぽり納まってしまうほど。この気孔で臭いや湿気を取り込むのです。竹炭のパワーの源はこの内部面積の広さによるものなのです。
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