器の表面の汚れや油をきれいに拭き取って、乾かしておきます。
あとはお好み次第、センスの見せ所です。食器に直接ペンで描いていくのですが、もし間違えても、焼き付ける前ならペーパーで拭けば、何度でも書き直せます。ただし、描いた後の部分に油分が残るので、きれいに拭き取って、よく乾かします。
食器に描く前に、ペンの感覚を試すため、紙などに下書きするといいでしょう。模様は、点や線を組み合わせて、デザインにリズムを出すとステキに仕上がります。文字も効果的で、アルファベットは、洒落た感じになりますし、メッセージとしても面白いと思います。人気の北欧風のデザインも、白い磁器に黒が印象的でおすすめです。筆の運びはできるだけゆっくり、丁寧に。細かい修正には、綿棒や楊枝が便利です。料理がのる部分や口の触れる部分への色付けは避けてください。
今回使用したのは、無印良品のおえかきペン・陶磁器用6色セット。筆先は2種類を描く部分によって使い分け、黒を主に、少しだけ色を使い、色が薄い時はゆっくり重ね塗りをしました。
焼き付けはオーブンレンジで、230℃で約20分。加熱終了後、庫内で1時間以上放置し、器を冷まします。オーブンから出して、さらに1時間ほど放置します。塗りムラが気になる場合は一度焼き上げた器にもう一度重ね塗りし、一度目と同様に焼き上げます。色がクッキリと美しく仕上がります。
でき上がった後は、もちろん洗剤で洗えます。ただ、スチール製のタワシは避けてください。
今回は食器のほかに、白いタイルもお洒落にペイントして、ティーポットのトレイにしてみました。
世界でたった一つのオリジナル食器で、素敵なテーブルセッティングを楽しんで!
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