バリアフリーとは障壁をなくすこと。大規模修繕工事で、マンション建物のバリアフリー工事に取り組む際は、事前に何が必要か、どういうかたちで実現するかを、十分に研究し、管理組合でしっかりと合意をすることが大切です。
既存の建物の場合、どこをどうバリアフリーにするか、可能性のある場所をあげてみましょう。
@段差をなくす。道路からエントランスへ、廊下から住宅玄関へ、足元の段差をなくす。
Aエントランスを、自動ドアあるいは引き戸式にする。
B床材をすべりにくい素材に交換する。
Cドアノブを握り玉からレバーハンドルに変える。
D開錠ボタンやエレベーターボタンの位置を低くする。
E敷地内の段差をなくす。縁石の段差をなくす。併せて車止めの設置。
F敷地内を雨天にすべらないように路面を透水性舗装にする。
建物によって、改善できることとできないことがあるでしょう。またバリアフリー工事を加えることで予算も大きく変わってしまいます。実情に応じて、もっとも必要とされることを検討したいものです。
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