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大規模修繕工事のポイント

屋上緑化

マンションの大規模修繕項目の一つとして屋上緑化計画を加えることに関心が高まっています。屋上緑化とは、都市のヒートアイランド対策として昨今注目を浴びているもので、建物の屋上で植物を栽培し、遮熱効果、省エネ効果を上げるものです。同時に、居住者の憩いの場として屋上を有効活用できます。

屋上のほぼ全体あるいは一部に土を高さ20〜30cmほども入れるという大掛かりなことをしなくても、プランターを並べるだけでも緑化になります。植栽も、樹木、草花、畑をつくって居住者が耕すといった活用法が考えられます。

屋上緑化の条件
屋上緑化の検討をする前に確認しなくてはならないのは、屋上が屋上緑化の条件を満たしうるかどうかです。次に挙げるチェックポイントを踏まえて、計画を検討します。

@積載荷重
建物の積載荷重は、建築基準法で最小値が決められています。その最小値に近い数字の場合、たくさんの土を入れて、樹木を植栽することは難しいかもしれません。まず、当該マンションの屋上の積載荷重を確認することが第一歩です。

A風荷重
風荷重のうち風で屋上面が引き上げられる力を負圧、風が植栽などを倒そうとする力を正圧といい、場所や高さなどで計算されます。植栽の耐風対策を立てる上で必要です。

B防水層
屋上の防水層はしっかりしているか、修繕の時期が近づいていないか、チェックする必要があります。というのも緑化を始めると、その移動は大変になるので、開始前チェックが大切になるのです。屋上緑化を見すえて大規模修繕を行う場合は、耐用年数の高い防水層にするのがよいでしょう。

C排水
園芸排水の経路を確認しておきます。とくに土を入れる場合は防水層の上に耐根マットを敷きつめるので要注意です。

大規模屋上緑化の場合の留意点
土を入れる緑化を計画する場合は次の点で配慮が必要です。

@耐根対策
植物の根が防水層を突き破ることがないよう、耐根用マットを防水層の上に敷きつめてから土を入れます。

A耐風対策
屋上の風力を調査してみましょう。木が倒れる、土が舞い散るといった被害が予想されるので、その対策として、支えをする、ネットを被せるなどの対策を立てます。

費用の検討

@初期費用
上記の条件を踏まえて、どの程度の規模の緑化にするかと、その費用を見積ります。
Aメンテナンス

維持管理には手間と費用がかかります。水やり、雑草除去、薬剤散布などの人手と費用。ルーフドレイン(縦排水溝)の清掃、防水層の点検の専門業者への委託費用。こうしたランニングコストのシミュレーションが大切です。
B助成制度の活用

自治体が屋上緑化に助成金制度を設けている場合も少なくないので、適用対象になるかどうかを調べて、申請します。

組合員の合意
以上の事柄を事前調査したうえで計画を立案し、管理組合で審議をします。
屋上緑化は、趣旨はいいけれど、実施には困難も多いことです。抽象的な議案提出で採否を決めるのではなく、まず具体的な実現の可能性を探ることが大切です。