急に寒くなり、あわてて電気ストーブなどの暖房器具を取り出したご家庭も多いことでしょう。電気の暖房器具はプラグを差し込むだけで使用できる手軽さから、ついつい点検を怠りがちですが、使う前に一通りの点検とお手入れをしたいものです。
■コードの点検
コードが重いものの下敷きになって潰れていないか、ペットが噛んで被膜が破れていないかを点検。内部で断線していることもあります。巻きぐせがついているものは、きれいにのばします。長過ぎるコードをひもでしばったりすると熱がこもるので、のばして使い、まとめる場合はゆるくまとめます。
■プラグの点検
乾いた布でほこりを拭き取り、差し込みの刃が曲がっていないか、ガタツキがないか、傷がないか、ふくれていないかを確認。
コード、プラグ、中間スイッチやコントローラーが異常に熱かったり、焦げくさい臭いがすることはないかにも注意します。
■ストーブ本体の点検
説明書の手入れ方法に従ってきれいに掃除します。ほこりが溜まって内部まで入り込んでいるような場合は、販売店に相談しましょう。勝手に分解してはいけません。
■電気毛布本体の点検
毛布を広げ、毛布が擦り切れて発熱体がむき出しになっていないか、よじれていないかを点検。光に透かして見るとよく見えます。
■使用上の注意
ストーブの使用中は、大人がそばにいること。使用後はスイッチを切るだけでなく、プラグを引き抜いておきます。
使用中は、カーテンや新聞紙、洗濯物など燃えやすいものに近づけないようにしましょう。
■石油ストーブについて
災害時に停電になっても使えるということから石油ストーブが注目されていますが、マンションのように気密性の高い住宅は燃焼型のストーブの使用に適していません。使用を禁じているマンションも多くあります。
もし使用する際は、火気に十分注意し、換気も怠りなく行いましょう。
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