寝室のドアのノブをスチールから木目調のものに変えたい。子ども室のドアのノブをシリンダー型からレバー型に変えたい。陶製のものやデザイン性の高いものを選べば、インテリアとしてこだわりのアクセントになります。レバー型はノブを回すよりも力がいらず、ドアの開け閉めがラクになります。
ドアノブの交換はちょっと手間がかかりますが、自分でできるものもあります。
ドアノブは大きく分けると、内と外の2つのノブと、建て付け側に噛む突起を持つラッチの3つから構成されます。一方のノブには芯となる軸がついています。この軸はラッチの軸孔を貫くようになっていて、これらが連動して突起部分が動く仕組みになっています。
ラッチの軸孔に新しいノブの軸が合えば、ノブだけ交換することができます。今あるノブのラッチの軸孔を生かしてノブだけ交換することができれば、手軽にできますが、軸孔が合わない場合は、ラッチごと交換しなくてはなりません。外国製品やアンティークものは、合わないことが多いので、あらかじめ軸孔のサイズと形状を測って、交換プランを立てます。
ラッチも交換となると、高度なものはプロに任せないと無理。
チューブラ錠と呼ばれるノブが扉に木ネジで取り付けてあるタイプや、円筒錠といって扉に固定されるのはラッチだけで、それを挟んでノブがビス止め、あるいはネジ込みしてあるタイプなら交換にチャレンジできそうです。
チェックポイントは、現在のノブが取り付けられている位置とドアの厚さです。まず、ノブがドアの端から何ミリ内側に付いているか(=バックセット)、またドアの厚さが何ミリか(=扉厚)を測りましょう。このバックセットと扉厚がぴったり同じものでないと、新しいノブに交換するのはかなり難しくなります。この2つのサイズが同じものの中から新しいノブを選ばないといけません。
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